レンタルサーバーでバックアップが必要な理由とは?データ保存方法を解説

レンタルサーバーでバックアップが必要な理由とは

レンタルサーバー内に保管してあるデータをバックアップしたほうが良いと何となくわかっていても、面倒で放置している人も多いのではないでしょうか?

しかしサーバー内のデータを定期的にバックアップしておかないと、万が一トラブルが発生した際にデータが消えてしまう可能性も考えられるでしょう。

そこで本記事では、レンタルサーバーでバックアップが必要な理由について詳しく解説していきます。

具体的なデータの保存方法についても紹介するので、レンタルサーバーのバックアップを行いたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

バックアップ方法はいくつかありますが、手軽で信頼性が高いのは、サーバーに搭載された自動バックアップ機能です。自動バックアップ機能でおすすめはコアサーバーです。コアサーバーには、全プランに自動バックアップ機能を無料で搭載しています。ぜひコアサーバーのバックアップ機能をはじめハイスペックな機能をチェックしてください。

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目次

レンタルサーバーでデータのバックアップが必要な理由

レンタルサーバー内に保管したデータをバックアップする必要がある理由として、サイトのデータが破損・消失した際にすぐに復旧できる点があげられます。

いつ、どのようなタイミングでデータ事故が起こるか分からないため、万が一データが消失してしまったときに備えてバックアップを取っておくことは非常に重要です。

レンタルサーバー内のデータが消失してしまう原因として、下記があげられます。

  • 誤操作でデータを上書きしたり削除したりしてしまう
  • ウイルスによる第三者からのサイバー攻撃
  • 地震などによる物理的なサーバー破損

定期的にデータのバックアップを取っておけば、万が一データがなくなってしまってもすぐにサイトの復旧が可能です。

トラブルが起こってデータが消失してしまった後に後悔しても遅いので、日頃からレンタルサーバー内のデータバックアップを行う習慣をつけておきましょう。

レンタルサーバーのバックアップ種類4つ

レンタルサーバーのバックアップ種類4つ
  1. 外部バックアップ【別サーバーにデータ保存】
  2. 内部バックアップ【同一サーバーにデータ保存】
  3. ローカルバックアップ【ユーザーのパソコン内にデータ保存】
  4. クラウドバックアップ【クラウド上にデータを保存】

レンタルサーバーのバックアップ種類には大きく分けて上記4つがあげられます。

それぞれバックアップデータを保存しておく場所が異なります。

それぞれのメリット・デメリットを表にまとめました。

バックアップの種類メリットデメリット
外部バックアップ
【別サーバーにデータ保存】
高い安全性
メインサーバーの障害時も復旧可能
災害対策として有効
コストが高い
復旧に時間がかかる
データ転送に時間がかかる可能性がある
内部バックアップ
【同一サーバーにデータ保存】
復旧が早い
コストが比較的安い
データ転送が高速
サーバー自体の障害時にデータが失われる可能性がある
物理的な災害に弱い
ローカルバックアップ
【ユーザーのパソコン内にデータ保存】
インターネット接続不要
高速なバックアップと復元
完全な管理権限
物理的な損傷や盗難のリスク
容量制限がある
手動でのバックアップ管理が必要
クラウドバックアップ
【クラウド上にデータを保存】
場所を選ばずアクセス可能
自動バックアップ機能
拡張性が高い
物理的な災害に強い
インターネット接続が必要
大容量データの転送に時間がかかる
セキュリティへの懸念

ここからそれぞれのバックアップ種類について、1つずつ詳しく解説していきます。

外部バックアップ【別サーバーにデータ保存】

外部バックアップとは、レンタルサーバー会社が別のサーバーにデータを転送して保存しておくバックアップ方法です。

物理的に別のサーバーにデータを保存しておくため、災害などでサーバーが破損してもバックアップデータを守ることができます。

ただしデータを復旧させるためには別サーバーからバックアップ用データを転送する必要があるため、サイトが元の状態に戻るまでに多少の時間がかかるのがデメリットだといえるでしょう。

内部バックアップ【同一サーバーにデータ保存】

内部バックアップとは、同一サーバーの中にバックアップ用のデータを保存しておく方法になります。

同一サーバーの中にバックアップデータを保存するために、復旧の際にすぐにデータ転送を行えるのがメリットだといえるでしょう。

ただし災害などでレンタルサーバーが物理的に破損してしまった場合、バックアップデータにアクセスできなくなってしまうデメリットもあります。

安全性を重視するのであれば外部バックアップ、復旧までのスピードを重視するのであれば内部バックアップを利用するのがおすすめです。

ローカルバックアップ【ユーザーのパソコン内にデータ保存】

ローカルバックアップとは、ユーザーが使っているパソコン内や社内サーバー内にバックアップデータを保存しておく方法です。

自分自身でバックアップを取れるため、レンタルサーバーのオプション料金もかからずリーズナブルにバックアップができます。

ただし自分で定期的にバックアップを取り続ける必要があるため、万が一バックアップを忘れてしまうとデータが消失してしまう可能性も考えられるでしょう。

安全性やバックアップ作業の手間を考慮するのであれば、多少の費用がかかってもレンタルサーバー側でバックアップを取るのがおすすめです。

クラウドバックアップ【クラウド上にデータを保存】

クラウドバックアップとは、クラウド上にデータを保存しておくバックアップ方法です。

クラウド上にバックアップを取っておけば、災害時にサーバーが物理的に破損してしまってもクラウド上からデータ復旧ができます。

  • 外部バックアップ
  • 内部バックアップ
  • ローカルバックアップ

上記のバックアップ方法ではサーバーが物理的に破損した際に復旧ができなくなってしまうため、安全性を重視するならクラウドバックアップを利用するのがよいでしょう。

クラウドバックアップができるサービスとしては下記があげられます。

クラウドバックアップができる主なサービス
  • Google Drive
  • Dropbox
  • iCloud

クラウドバックアップであれば自動的にバックアップを作成できるため、人的ミスによってバックアップを忘れてしまうのを防ぐことが可能です。

レンタルサーバーでバックアップを行う方法

レンタルサーバーで実際にバックアップを行う方法について、コアサーバーを例に解説していきます。

STEP
コアサーバーの管理画面から「ツール」をクリックする

まずはコアサーバーの管理画面へアクセスし、左メニューの中にある「ツール」をクリックしてください。

コアサーバーのツールメニュー
STEP
バックアップを行うサイトを選ぶ

続いて「マイアプリ」の中からバックアップを行うサイトを選び、「表示・編集詳細」アイコンをクリックします。

コアサーバーのバックアップサイト選択画面
STEP
バックアップの頻度を選択する

バックアップの頻度を選択し、「全て保存」ボタンをクリックしてください。

コアサーバーのバックアップ頻度選択画面

コアサーバーであれば上記の設定を行うだけで自動的にバックアップを行ってくれるため、人的ミスでバックアップを忘れてしまうのを防ぐことが可能です。

レンタルサーバーのバックアップから復元を行う方法

レンタルサーバーのバックアップから復元を行う方法について、コアサーバーを例に解説していきます。

STEP
コアサーバーの管理画面から「ツール」をクリックする

コアサーバーの管理画面にアクセスし、左メニューより「ツール」をクリックしてください。

コアサーバーのツールメニュー
STEP
「バックアップ・復旧」メニューをクリックする
コアサーバーの「バックアップ・復旧」メニュー
STEP
「バックアップ・復旧ソフトウェアを開く」ボタンをクリックする
コアサーバーのバックアップ画面
STEP
「Restore & Download」をクリックする

続いて、左メニュー内にある「Restore & Download」をクリックしてください。

コアサーバーの「Restore & Download」メニュー
STEP
復旧したいデータの日時を選択する

「Home Directory」をクリックし、復元したいデータの日時を選択してクリックします。

コアサーバーのバックアップ復元画面

一部のファイルのみを復旧したい場合には、「Change Files Selection」をクリックして復旧したいファイルを選択してください。

コアサーバーのバックアップ復元画面
STEP
データを復旧する

復旧したいデータを選択したら、「Restore」ボタンをクリックすればデータを復旧することが可能です。

コアサーバーのバックアップデータ復旧画面

バックアップデータから復旧が実行されるため、復旧完了までお待ちください。

これでバックアップデータからサイトを復旧させることができました。

レンタルサーバーのバックアップに関するQ&A

レンタルサーバーのバックアップに関するよくある疑問は上記の通り。

ここからそれぞれの疑問について、1つずつ詳しく解説していきます。

バックアップサーバーの構築方法は?

バックアップサーバーの構築方法
  1. バックアップ種類を選択する
  2. バックアップ対象のデータを選択する
  3. 定期的にバックアップを実行する

バックアップサーバーの構築方法は上記の通りです。

バックアップの種類には下記4つがあるため、必要に応じて使い分けるようにしてください。

  1. 外部バックアップ
  2. 内部バックアップ
  3. ローカルバックアップ
  4. クラウドバックアップ

効率が良いバックアップサーバーの構築方法としては、VPSを利用する方法があげられます。

バックアップ対象とするデータはメインで運営しているブログやホームページのデータを選ぶのがよいでしょう。

ただし自分でバックアップサーバーを構築するのはハードルが高いため、スキルに自信がないのであればバックアップ機能が搭載されているレンタルサーバーを利用するのがおすすめです。

サーバーデータのバックアップを外付けHDDで行う方法は?

サーバーデータのバックアップを外付けHDDで行うには、FTPツールでサーバーデータをローカルにダウンロードして外付けHDDに保存する方法が考えられます。

外付けHDDは費用が安く手軽に入手できるため、バックアップにコストをかけたくないのであればおすすめです。

ただし外付けHDDは物理的な衝撃に弱いため、最近では衝撃に強く通信速度も速い外付けSSDを利用するケースが増えています。

また外付けHHDの寿命は5年と言われており、5年が経過すると機器の破損によってバックアップデータの復旧ができない可能性も考えられるでしょう。

外付けHDDでバックアップを行う際には、別のバックアップ方法も併用して使ったほうが安心です。

レンタルサーバーのデータ移行を行う方法は?

レンタルサーバーのデータ移行方法
  1. 新サーバーの申込を行う
  2. 旧サーバーのデータをバックアップする
  3. 新サーバーで環境構築をする
  4. バックアップデータを新サーバーへアップロードする
  5. DNSサーバーを切り替える
  6. 旧サーバーを解約する

レンタルサーバーのデータ移行を行う方法は上記の通りです。

もし現在利用しているサーバーに何らかの不満があるのであれば、新しいサーバーへデータ移行を行うのも検討してください。

旧サーバーから新サーバーへ移行する際もバックアップは必須なので、バックアップデータの保存方法も覚えておきましょう。

まとめ:レンタルサーバーのデータバックアップは必要不可欠です

ここまでレンタルサーバーのバックアップについて詳しく解説してきました。

レンタルサーバー内に保管されているデータはトラブルによって消失してしまう可能性があるため、万が一に備えてバックアップを取っておくのは非常に重要です。

バックアップ方法にはいくつかの種類があるため、安全性や手軽さを考慮してあなたに最適なバックアップ方法を選ぶようにしてください。

なるべく安全に手間なくバックアップを取りたいと考えているのであれば、レンタルサーバーがオプションとして用意している自動バックアップを利用するのがおすすめです。

自動的にサーバー内のデータバックアップを行ってくれるため、万が一データの破損や消失が起こってもすぐにデータ復旧ができます。

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ぜひ安全な方法でバックアップを行い、万が一トラブルが起こってもすぐに対応できるように準備しておきましょう。

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監修者

GMOデジロック ネットインフラ事業部長、ドメイン・レンタルサーバービジネスの事業部門を統括。
20年以上ITテクノロジー企業で営業、ブランド担当を経験し、2022年より現職。
2023年より当サイトの監修を担当。

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